既にブローディスクを設置されているユーザー様よりお問合せいただいた事例です。
ラットホール対策としてブローディスクを購入し設置しているものの、点検時にホッパー内部を目視するとラットホールが解消されていないと御相談いただきました。結論から言いますと、①設置位置ならびに設置数量が適正でないこと、②配管条件によるエアー量の不足、が原因であると判断しました。
対象ホッパーは1500角程度のサイズです。他の条件も考慮して判断しますと、経験上少なくともブローディスク(標準型)8個が必要です。ところが、本件ご相談時には4個しか設置されていませんでした。また、設置位置も理想とは大きく異なっています。
また、同じくご相談時にはブローディスク4個を同時にエアーON/OFFされていました。4個同時のエアーON/OFF自体は大きな問題ではありませんが、使用されている配管径(チューブ)が小さく4個分の適正なエアー量が賄えないのもでした。
対策として、
①ブローディスク設置数の追加
②配置の見直し
③電磁弁4個を内蔵したコントローラーの使用
④エアー配管(チューブ径などの条件)
上記についてアドバイスさせていただき、それを導入いただきました。この改善策の実施後はラットホールは一切なくなったとユーザー様に評価いただいています。
【使用条件の概要】(配置概要と制御は改善後)
ホッパー寸法概要:1500×1500
ホッパー排出部概寸:300×300
配置概要:1面に2個、合計8個設置
制御:電磁弁4個を内蔵したコントローラーにより2個ずつ時間差で順次エアーON
この例では、ユーザー様より初期導入時のお問合せは無く上記のような経緯となっておりますが、ご面倒でもご計画時に弊社あてにコンタクトいただければ経験により合理的な(案)をお伝えできます。お気軽にご連絡ください。
- 製品仕様等
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【初期】
ブローディスク BD-15S-B 4個
【改善後】
ブローディスク BD-15S-B 8個
コントローラー C-SV4 1台
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