ブローディスクとは

MECHANISM ブローディスクのメカニズム

壁面エアーレーション+振動の“複合効果”で粉粒体を流動化

エアーの圧力で弾性ディスクの周囲がわずかに浮き、タンクの壁面に沿って360°にエアーを噴射。同時に弾性ディスクが振動し、粉粒体に直接振動を与えます。

この「壁面エアーレーション」と「振動」の複合効果で粉粒体のブリッジ(架橋)やラットホール現象を解消します。

IMPORTANT 弾性ディスク、これが大切です!

ブローディスクを取り付けると、弾性ディスクはホッパー内側に設置されることになります。

従って、この弾性ディスクの耐久性・信頼性はたいへん重要です。

標準仕様のブローディスクの場合は特別なシリコンゴムでできています。

この特殊シリコン製の弾性ディスクには以下の特長があります。

  • POINT 01

    汎用的なシリコンゴムに比べ非常に耐久性に優れています。

  • POINT 02

    試行錯誤を重ね、厳選した素材・配合・その他の条件で製作しています。

  • POINT 03

    耐久性を徹底的に考えた形状や寸法。

  • POINT 04

    高品質を確保するため、クリーンルームで成形しています。

  • POINT 05

    純粋な日本製です。原材料、加工はすべて国内です。

ブローディスクによるコンタミリスクを完全に排除することは困難ですが、是非これらの特長をご認識のうえご検討ください。食品業界等にも多数ご採用いただいております。なお、弾性ディスクのサンプルピースのご提供が可能です。

標準仕様である「特殊シリコン」のほか、
次の材質の製品のご提供が可能です。

  • EPDM
    エチレンプロピレンゴム
  • フッ素ゴム
  • 金属検出機対応
    シリコンゴム

DIFFERENT ココが違う!ブリッジブレーカー

POINT 01

エアーノッカー/バイブレーターとの違い

打撃や振動で粉粒体が脱気され、余計に締まってしまうことがありません。

また、タンクにダメージを与えません。

POINT 02

他方式のエアレーターとの違い

  • 一方向のみのエアーレーションではエアーの抜け道のみできてしまうことがありますが、ブローディスクの場合はホッパーの内壁面に沿ってエアーを流すので、ブリッジなどの根本的な解決につながります。
  • ゴム製ディスクなので、メッシュやフィルターのように目詰まりしたり破れたりすることがありません。
  • 通常の使い方では圧縮エアーを一瞬で開放する(パルスさせる)必要はありません。このためのエアータンクやダイヤフラム弁は不要です。

POINT 03

その他のちがい

  • 他のブリッジブレーカーに比べ圧倒的に低価格でご購入いただけます。また、設置に際しては溶接の必要がなく簡単に取り付けられます。

POINT その他のポイント

  1. 円錐型のタンク等のR面にも取付可能です。(Rの制約はあります)
  2. 間欠的な短時間のエアーレーションで効果があり、エアー消費量は限定的です。
  3. 弾性ディスクは、エアーOFF時にはタンク内面に密着しています。そしてエアーON時にはエアーの噴射により配管側への粉の逆流はほとんどありません。
  4. 弾性ディスク自体が振動しますので、これが粉体の流れの妨げにはなりません。【映像で見るブローディスク】をご覧ください。

IMPORTANT 専用コントローラー

最大限のブローディスクの効果を得るために専用のコントローラーを準備しています。

最大限のブローディスクの効果を得るために専用のコントローラーを準備しています。

ブローディスク自体はシンプルな機構ですが、エアーレーションの時間、間隔、順序などは重要です。専用コントローラーにより最適な制御が可能です。